ロドデンドロンはちみつに注目
植物としての起源
ロドデンドロン・フェルギネウス(または高山ツツジ)は、森林が低木地帯に変わる標高1500m以上の場所でしか育ちません。この植物は最大で1メートルの高さになり、アルプスやピレネー山脈の一部保護区域では現在でも見られます。(なお、私たちのロドデンドロンはちみつもこの地域で採れたものです。)

開花と採蜜
6月〜7月にかけて赤やピンクの花が咲きます。ロドデンドロンはちみつの収穫は、7月下旬から9月初旬にかけて行われます。開花時期が予測しづらく、採取する養蜂家も少なく、また植物自体が非常に希少なため、収穫量はごくわずかです。このはちみつは淡い黄白色で、時間が経つにつれてより硬く、より明るくなり、最終的にはほぼ白色になります。また、保存性にも優れています。
香りと味わい
このはちみつは香りが控えめで、やさしくフルーティーな味わいと花のようなニュアンスを持っています。
特徴と生産状況
このはちみつは多くの養蜂家に好まれていますが、フランス国内には限られた生産地域しか存在しないため、大量生産には適しません。また、気候変動やスキー場の新設により、この植物が育つエリアは年々縮小しています。近年では、イタリアや中欧アルプス地域からの輸入ロドデンドロンはちみつがフランス市場に登場し始めています。
健康効果
このはちみつは滋養強壮作用と抗リウマチ作用があり、微量元素を豊富に含んでいることから、その高い評価にふさわしいはちみつと言えるでしょう。

